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ヨーロッパ駐在員向け:フランスの経済/産業を30分で学ぼう。産業構造、TOP50企業、主要銀行を完全網羅。

突然ですが、

日本のサラリーマンと海外駐在員の違いって何でしょうか?

一つは日本の時よりも社外の人との関わりが増えること、

そしてもう一つは日本よりも地位が高くなることだと思います。

結果的にそれなりの地位と教養のある外国人と話す機会が増えます。

そんな外国の人から

『日本の経済状況や産業構造ってどうなの?』

と真面目に聞かれることがあります。

貴方と貴方の会社が値踏み的される質問なので、しっかりと回答を用意しておきましょう。

アンリは下記のようなキーワードで説明するかなと思います。

『GDP世界3位』『バブル崩壊後の経済停滞』『少子高齢化による労働力不足』

『自動車や家電を中心とした製造業』『三菱・三井・住友などの財閥』

『長時間労働をいとわない真面目な労働者と低い生産性』

『過度な東京一極集中と地方の衰退』 などなど

日本人はあまり意識していませんが、『財閥』のことはちょっと国際経済を学んだ外国人は基本ワードとして知っているので、現代日本経済で『財閥』がどのように機能しているのかなどを説明してあげると喜ばれます。
アンリ
アンリ

また逆に日本本社からは赴任国や地域の経済状況について質問を受けることがあります。

これにもしっかり回答できる必要があると思います。

今日はまずフランス経済についてご紹介します。

恥ずかしながら赴任前のアンリのkeyquest2021知識は下記の程度です。
(ブレストしただけなので、雑多な記載ですいません)ンス経済に関する赴任前の認識

アンリのフランス経済の知識(赴任前)

  1. EU圏内で第2位の経済大国 (世界で何位かは知らない)
  2. エアバス、ルノー、プジョー、ミシュランのお膝元。航空産業や自動車産業が強い(日本やドイツほどじゃないが、イタリアよりは強そう)
  3. ルイ・ヴィトンやカルチェといったブランドやパリコレなどのファッション産業が強そう
  4. 農業大国。特にワインやチーズの世界的な産地
  5. 更にグルメの国であり、レストランや外食産業も強そう
  6. 核保有国で原発の依存度が高いので、原子力関係の技術力が高い
  7. 伝統的に労働組合が強く労働者の権利が守られている。リストラしにくい
  8. 旧植民地との経済的な関係(移民の安価な労働力、新興市場)
  9. 世界遺産が多く、バカンス文化があるので観光業が盛ん
  10. 日本よりも学歴が重視されグランゼコール出身者が牛耳っている

とりあえず上記の理解がどの程度正しいのか、自分でも答え合わせしながら、

フランス経済を簡単にまとめてみました。

フランスの銀行については日本語の情報が少なく、

結構調べるのに苦労しました。。。。

1.フランスの経済指標

フランス 日本
面積 547,000km2 378,000km2
人口 6,706万人 12,586万人
平均寿命 82.48歳 84.26歳
(男性) 79.76歳 81.49歳
 (女性) 85.09歳 86.94歳
GDP 25,989億ドル
世界7位
45,952億ドル
世界3位
一人あたりGDP 38,755ドル 36,510ドル

出典:https://www.jetro.go.jp/world/europe/fr/basic_01.htm
https://www.who.int/data/gho/data/indicators/indicator-details/GHO/life-expectancy-at-birth-(years)

アンリ
アンリ
一人あたりGDPでは抜かれていますね。
日本が伸びていないというのはもちろなりますが、フランス経済が堅調に伸びているのは
EU経済圏の効果だと思われます。

2.フランスの産業構造

日本の外務省のサイトには、以下のように記載があります。

(1)自動車、化学、機械、食品、繊維、航空、原子力等

(2)農業は西欧最大の規模。工業においては自動車産業、宇宙・航空産業、原子力産業などの先端産業が発達。

主要業界はわかったけど、数字情報がないですね。

探したのですが、産業毎のGDPシェアが詳細に説明されているものがない。。。。

色々迷った結果、ハーバードが作った各国の産業構造の複雑性を示す

The Economy Complexity Index(経済の複雑性分析)を使用しました。

ハーバードの『経済の複雑性分析』は日本が30年近く首位をキープしており、

凋落した日本経済が誇れる唯一の世界No1の指標かもしれません。

そのせいか、最近日本で注目を集めています。

以下が日本の複雑性分析の図です。

興味がある方はこちらの記事をご参照ください。

日本が世界第一位、ハーバード大「経済の複雑性ランキング」に見る各国経済のダイナミズム | AMP[アンプ] – ビジネスインスピレーションメディア (ampmedia.jp)

世界首位を30年譲らないわが国産業の優位性 | 湯澤三郎 (world-economic-review.jp)

以下がフランスの複雑性分析を表す図です。

2019年にフランスは$849B(約90兆円)の製品やサービスを輸出しており、

各産業の割合が一枚の図に落とし込まれています。

 

大きくみると、以下5つの産業が外貨獲得手段になっています。

<主な産業>

『赤』:観光、輸送、情報通信、金融などのサービス業
『ピンク』:医薬/化学品/化粧品などの化学品
『薄紫』:宇宙/航空産業および自動車関係などの輸送機械
『黄』: ワインやチーズなどの農産物
『薄青』:ガスタービンなどの機械関係

<詳細:Top5業界>
1.観光業 7.51% <サービス業>
2.宇宙/航空産業とその部品 6.3% <製造業>
3.輸送業 5.51% <サービス業>
4.ICT(情報産業) 5.48% <サービス業>
5.自動車とその部品 4.4%<製造業>

同じ情報を1995年からのの変遷でとらえたものが以下の図になります。

サービス業がしっかりと拡大してきていることがよくわかります。

フランスは『第2次産業→第3次産業への経済の構造転換』に成功していますね。

なお、日本は下記のような産業構造の推移は下記のようになっています。

フランスほどではないですが、サービス産業が少しは育成されている感じがあります。

おそらく観光立国を目指して、インバウンド需要を作り出した結果だと思いいます。

 

こうしてみると、『GoToキャンペーン』の再開を進める政府の対応は、

10年来の観光産業の育成政策の一環なんだということが分かりますね。

コロナが終息したら観光業を中心に外貨を稼ぐ主要産業に育って欲しいものです。

ところで、フランスは『バカンスの国』として有名です。

夏休みは1ヶ月くらい取得するとか言われています。

まあ1ヶ月休む人はアンリの周りにはあまりにいませんが、2−3週間は普通にいます。

日本人はとかくフランスのバカンスカルチャーを羨望と嘲笑、

そして休めない自分達への自虐ネタなど感情的に捉えがちです。

アンリも今までの自分の欧州での実務経験から

『バカンス=経済的には非効率』と考えていました。

この記事を書くにあたり色々文献を読んだのですが、

『バカンス→観光業が盛んになる→基幹産業として他国を凌駕』

というサイクルで、フランスの観光業が国際競争力を身につけたという記事を見つけて

目から鱗が落ちました。非常に面白かったので、ぜひ読んでみてください。

https://toyokeizai.net/articles/-/295009?page=2

フランスでは夏のバカンス以外にも、学校が2ヶ月おきくらいに2週間休みになります。本当に休みが多いので、観光業にはありがたい環境です。
アンリ
アンリ

3.フランス企業ランキング

続いて、代表的なフランス企業を知るために、売上上位57社を紹介します。

2018年の財務情報ですので少し古いですが、

フランスの有名企業を把握するのが目的なのでそのまま掲載させてもらいます。

Rank Forbes
2000 rank
Name Headquarters Revenue
(billions
US$)
Profit
(billions
US$)
Assets
(billions
US$)
Value
(billions
US$)
Industry
1 25 Total S.A. Courbevoie 184.2 11.4 256.8 149.5 Oil and Gas
2 34 BNP Paribas Paris 101.6 8.4 2,333.0 68.7 Banking
3 85 AXA Paris 139.7 2.2 1,034.5 63.6 Insurance
4 104 Crédit Agricole Paris 52.2 4.7 1,856.9 38.4 Banking
5 114 Sanofi Paris 40.7 5.1 127.4 102.0 Pharmaceuticals
6 143 LVMH Paris 55.2 3.0 88.3 89.6 Apparel
7 157 Société Générale Paris 49.5 4.0 1,496.9 24.5 Banking
8 159 Vinci SA Rueil-Malmaison 52.1 3.5 86.1 55.8 Construction
9 186 Orange S.A. Paris 48.8 2.3 112.3 43.6 Telecommunication
10 201 L’Oréal Clichy 31.8 4.6 44.0 153.0 Consumer goods
11 204 Renault Boulogne-Billancourt 67.7 3.9 131.5 20.9 Automotive
12 218 Peugeot Rueil-Malmaison 87.3 3.3 70.8 24.9 Automotive
13 227 Engie Courbevoie 71.5 1.2 175.7 36.2 Electric utility
14 244 Danone Paris 29.1 2.8 50.5 51.2 Food processing
15 252 Schneider Electric Rueil-Malmaison 30.3 2.8 48.3 47.6 Technology
16 268 Air Liquide Paris 24.8 2.5 48.0 56.9 Chemicals
17 269 Électricité de France Paris 81.4 0.7 323.7 43.4 Electric utility
18 285 CNP Assurances Paris 47.6 1.6 450.4 16.5 Insurance
19 311 Safran Paris 24.8 1.5 46.4 56.7 Aerospace and defense
20 324 Natixis Paris 17.5 1.7 566.4 18.6 Banking
21 362 Kering Paris 16.1 3.0 24.4 72.5 Apparel
22 382 Michelin Clermont-Ferrand 26.0 2.0 33.7 23.8 Automotive parts
23 383 EssilorLuxottica Charenton-le-Pont 12.7 1.3 52.9 52.9 Medical devices
24 424 Bouygues Paris 41.9 1.5 43.1 14.6 Conglomerate
25 455 Pernod Ricard Paris 10.7 1.7 35.2 45.9 Beverages
26 503 Thales Group Paris 18.7 1.2 29.2 25.7 Aerospace and defense
27 523 Saint-Gobain Courbevoie 49.3 0.5 50.3 22.5 Finance
28 662 Sodexo Issy-les-Moulineaux 24.7 0.7 20.2 16.9 Foodservice
29 664 Carrefour Massy 91.9 −0.7 54.2 14.7 Retail
30 666 Publicis Paris 11.7 1.1 31.0 13.4 Advertising
31 670 Capgemini Paris 15.6 0.9 18.9 20.9 Consulting
32 696 Veolia Aubervilliers 30.6 0.4 43.0 13.1 Utilities
33 705 Vivendi Paris 16.4 0.2 39.3 37.0 Media
34 716 Eiffage Asnières-sur-Seine 19.9 0.7 34.7 9.6 Construction
35 775 Atos Bezons 14.5 0.7 24.7 11.3 IT service
36 788 Hermès Paris 7.0 1.7 8.5 71.5 Apparel
37 853 Valeo Paris 22.6 0.6 21.1 8.6 Automotive parts
38 942 SCOR SE Paris 16.9 0.4 48.3 8.1 Insurance
39 950 Air France–KLM Paris 31.3 0.5 33.2 5.3 Airline
40 963 Alstom Saint-Ouen-sur-Seine 9.8 1.0 15.9 10.2 Transportation
41 1005 Financière de l’Odet Paris 27.2 0.1 61.0 4.4 Media
42 1014 Legrand Limoges 7.1 0.9 11.8 19.3 Electrical equipment
43 1020 Groupe ADP Tremblay-en-France 5.3 0.7 18.4 20.0 Transportation
44 1041 AccorHotels Paris 4.3 2.6 14.8 12.0 Hotels
45 1072 Gecina Paris 1.1 1.2 22.5 10.8 Real estate
46 1082 Dassault Aviation Paris 6.0 0.7 19.5 12.1 Aerospace and defense
47 1091 Klépierre Paris 1.4 0.8 29.2 10.7 Real estate
48 1171 Covivio Metz 1.5 0.9 28.0 8.8 Real estate
49 1205 Arkema Colombes 10.4 0.8 11.6 8.1 Chemicals
50 1208 Dassault Systemes Vélizy-Villacoublay 4.1 0.7 9.1 39.2 Technology
51 1517 SES S.A. Betzdorf, Luxembourg 8.0 0.5 8.1 9.1 Telecommunications
52 1526 Finatis Paris 44.2 −0.1 0.3 Retail
53 1719 Rexel Paris 15.8 0.2 11.8 3.9 Retail
54 1724 Wendel Paris 9.9 0.1 16.2 6.1 Finance
55 1733 Burelle Paris 8.6 0.5 7.5 1.9 Automotive parts
56 1874 Bureau Veritas Neuilly-sur-Seine 5.7 0.4 7.0 10.8 Certification
57 1897 Ipsen Boulogne-Billancourt 2.6 0.5 3.9 11.0 Pharmaceuticals

意外な有名企業が抜けていることにお気づきでしょうか?

AirBusがないですね。

不思議に思ったので調べてみたら、

なんとAirbusは純粋なフランス企業ではないことを知りました!!

ボーイングに対抗するためにイギリスとドイツとフランスの企業が作った連合体が出発地点で、2000年前までは法人組織ではなく、共同プロジェクトの名称だった。。。

引用:おざぶろ(尾崎ブログ): エアバス (ozakenn.blogspot.com)

アンリ
アンリ
自分の無知さが恥ずかしい・・・。皆さんご存じんでしたか?

オランダのライデンとフランスのトゥルーズが本社となっているそうです。

FortuneListではオランダ企業として登録されています。

Fortune Listでは396位にランキングされています。

細かくリストを分析してみて、もちろん知らない企業もたくさんあるのですが、

21位Keringは皆さんご存知でしょうか?

アンリは知りませんでしたが、

Keringはグッチ、サン・ローラン、ボッテガ・ヴェネタなどを傘下に持つ企業です。

Keringの傘下の主なブランド

引用:ケリング – Wikipedia

競合のLVMHは流石に名前は知っていましたが、

傘下のブランドを確認すると有名ブランドが多数あり過ぎて引きました。

どんだけファッション業界牛耳っているんでしょうか。。。

LVMH参加の主なブランド

引用:LVMH – Wikipedia

この2社にくらべると、Hermès International, S.A.はブランド名と企業名が一致する数少ない老舗ブランドですね。そういった点もファンの心をつかんでいるのかもしれません。

あんまり高級ブランドには興味がないけど、まあ駐在員としてさらっとこの辺が語れると、ちょっとかっこいいかなと思って頑張って調べました。
アンリ
アンリ

4.金融業界について

どの業界で働いていても必ずお世話になるのが銀行/金融業界ですが、

フランス以外では名前を聞かない銀行も多いので少し調べてみました。

フランスの銀行の特徴

  • BNPなどの世界規模の銀行がありますが、あまりシェアは高くなく、400行以上の多数の中小銀行が存在している。
  • 全国区のリテール銀行と地方のMutualBank(相互共同銀行)に区分できます。

主な全国区のリテール銀行

  • BNP Paribas:最大手
  • CIC
  • Societe Generale
  • La Banque Postale

地方のMutualBank(相互共同銀行)

  • Credit Agricole:業界2位 JAバンクのような農協系の金融機関
  • BPCE:Banque Populaire=庶民銀行とCaisse d’Epargne 貯蓄銀行が2009年に合併。
    両ブランド名が現在も存続。
  • Credit Mutuel
  • Caisses de crédit municipal

海外系の銀行

  • Barclays
  • Citibank
  • Deutsche Bank
  • HSBC
  • JP Morgan

以下、主要大手銀行の概要です。

1.BNPパリバ:BNP Paribas

1848年設立。世界でもTop5に入るメガバンク。世界75ヶ国に拠点あり。2000年に現在の名称となった、それまではBanque Nationale de Parisと呼ばれていた。

純利益: EUR 7.07 billion= 約9100億円 (2020年)

総資産: EUR 2.66 trillion=約345兆円 (2021年3月)

東京三菱銀行とほぼ同じくらいの規模ですね。
純利益:約10536億円(2021年3月)
総資産:約359兆円 (2021年3月)
アンリ
アンリ

2.クレディ・アグリコル:Crédit Agricole

 

1882年設立。クレディ・アグリコルは、農業系の信用協同組合がベースとなった金融機関ですが、クレディリヨン(LCL)と合併し、フランス2位の金融機関となりました。

Net income: EUR 4.69 billion (2020)

Total assets: EUR 2.22 trillion (2020)

細かい説明は省略しますが、公庫としての機能があり、社会住宅への金融、公共事業への金融、公務員の年金基金運といった市場経済では完全に網羅できない階層に対して最低限の金融のユニバーサル・サービスを提供する役目を担っているそうです。

投資銀行・生命保険などの営利活動はLCLなどの子会社が営んでいます。

LCLはオペラ支店で日本語で口座開設できるのでパリの日本人には身近な銀行ですが、Credit Agricole系なんですね。
アンリ
アンリ

 

3.La Banque Postale

2005年に設立されたフランスの郵便局の子会社銀行。日本でいう郵貯銀行。リテール銀行と保険、資産管理の3セグメントで業務を展開。

Net income: EUR 4.16 billion (2020)

Total assets: EUR 737.18 trillion (2020)

郵便局はいつもなんかよくわからない人が並んでいるなーと思っていましたが、なるほど局内で銀行業務やっているんですね。
アンリ
アンリ
土曜日の午前中に窓口が空いていたり、郵便局の数だけ支店があるから利便性は高いようです。サービスの質はどうなんでしょうか?郵便局は年配の人が多くてとにかく混んでいるイメージですが。。。
アンリ
アンリ

4.Groupe BPCE

バンク・ポピュレール(Banque Populaire,庶民銀行)とケス・デパーニュ(Caisse d’Epargne 貯蓄銀行)という二つの協同組織金融機関グループが2009年に合併して成立した。ただし、両者のブランドともに存続している。子会社として、投資銀行ナティクシス、輸出信用機関コファス等を持つ。グループの銀行を通じて中小企業への融資や、個人向け貯蓄、住宅ローン等の他、保険の販売を行っている。

Net income: EUR 3.5 billion (2018)

Total assets: EUR 1.49 trillion (3/2021)

どうでもいい話ですが、
Caisse D’Epargne のロゴマークは
『毛ガニ』みたいで昔から親近感を持っています。
アンリ
アンリ

5.ソシエテジェネラル:Societe Generale

1864年設立。 パリが本店。リテール部門では、Societe Generalとして以外にも、子会社としてCredit du NordとBoursormaが営業しており、とくにデジタルイノベーションを使った金融サービスが強いとされている。その他、発展途上国においてや特殊なビジネスを行う法人向け金融サービスに強みがある。その他、投資銀行やプライベートバンキングなどにおいても世界的に高い評価がある。

Net income: EUR -258.0 million (2020)

Total assets: EUR 1.50 trillion (3/2021)

 

6.AXA Banque

2002年設立。保険会社AXAの子会社。金融保証業務やクレディット業務とあわせて、セービングアカウント、不動産などの個人向けローンのサービスを展開。その他、保険や株取引なども提供。

Net income: EUR 3.16 billion (2020)

Total assets: EUR 804.6 billion (2020)

Top Banks in France – Overview and Guide to Top 10 Banks in France (corporatefinanceinstitute.com)

 

7.クレディ・ミューチュエル:Credit Mutuel-CIC

1882年設立のフランス最古の銀行の一つ。かつては『CM10-CIC グループ』と呼ばれていた。ストラスブールに本社あり。リテール、法人、個人富裕層資産管理、不動産、各種保険、テクノロジー、遠隔サーベイ、電子決済などのサービスを提供している。

Net income: EUR 356.2 million (2020)

Total assets: EUR 169.4 billion (2020)

 

 

フランスの銀行はCredit●●とかMutuel●●とか似たような名前が多いのですが、今回調べて少しは違いが理解できました。
アンリ
アンリ

 

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