駐在生活

パリでごみを捨てよう。:3つのごみ分別リストを日本語で大解説!

こんにちは、アンリです。

毎日発生するごみの分別というのは以外とやっかいです。

フランスはベルギーやドイツ、そして日本に比べるとかなりゆる~い分別ですが、

それでも徐々に分別ルールは厳しくなってきているので、

しっかり理解しておくことがストレスフリーで生活するためには重要だと思います。

アンリが以前住んでいたベルギーでの苦い思い出の一つにごみ捨てがあります。

アパートの地下がごみ捨て場になっていましたが、古いアパートの地下は薄暗くて不気味でした。

パリに比べるとゴミの分別が細かかったですが、分別の表記がフランス語だし、
暗くて不気味だったので、辞書でいちいち調べる気にもならず、
分別もそこそこに、逃げるようにごみを捨てていました。

ある日ごみ捨て場でおばあさんに出くわしてしまい、
『違う!これはこっちだ、それはあっちだ』
とフランス語で5分ほど厳しくご指導をいただきました。

それからは誰にも見つからないように夜中に捨てに行くことにしたのですが、
深夜の古いアパートの地下は肝試しの世界でした。。。

アンリ
アンリ

以前ご紹介したGoogleのAI翻訳ツールを使って、

パリ市のホームぺージにあるゴミの回収のページを読解してみました。

1.日常ごみの分別

パリでは下記のようなごみ箱に層別してごみを捨てます。

フタの色(緑、黄色、白)で分別されます。

アパートの方は共用のごみ捨て場に設置されているはずですので、

自分で用意する必要はありません。

自分で用意したり修理する必要がある場合は市役所に連絡すれば良いようです。

連絡先メールアドレスは市役所のホームページにあります。)

緑のごみ箱:生ゴミやリサイクルできないゴミ

生ゴミとリサイクルできないプラ、紙、ステンレスごみ

➡ 毎日回収

(回収時間:15区 毎日4PM~11PM、16区6am~12:15pm)

・リサイクルできないプラスチック:ビニール袋、ヨーグルトカップ、

・ステンレスや陶器の食器

・リサイクルできない紙製品(おむつ、ペーパータオル、ティッシュ)

・汚れた段ボール

※パリ2区、12区、19区には生ゴミ専用の茶色のごみ箱が存在

黄色のごみ箱:リサイクル可能なもの

段ボール、紙類、プラスチックのボトル、小型家電、金属容器

➡ 週2回の回収(回収日は地域によって細かく区分されている)

(回収時間:15区 4PM~11PM、16区6am~12:15pm)

・リサイクルできないプラスチック:ビニール袋、ヨーグルトカップ、

・ステンレスや陶器の食器

・リサイクルできない紙製品(おむつ、ペーパータオル、ティッシュ)

・汚れた段ボール

プラスチック全部かと思ったら意外と細かくわけないといけないんですね。完全に間違えていました。おそらくPETボトルとかのPET素材はリサイクル技術が確立できているのでリサイクル可。他のヨーグルト容器によく使われるPS(ポリスチレン)やPP(ポリプロピレン)や歯磨き粉のチューブなどの複合素材はまだリサイクル技術が確立していないのでNGということなんでしょうね。ティッシュなどの汚れた紙もリサイクルするのが大変なのでNGなんでしょう。
アンリ
アンリ

 

白色のごみ箱

ガラス容器

➡ 1週間に1回

(回収時間:15区 2PM~8PM、16区7:30am~1:30pm)

・ガラスのボトル

・ガラスの保存容器(フラがあるものはフタをしめて捨てる)

・空のガラス容器(中身は捨てること。洗浄は不要)

各ゴミの回収時間

パリ市場のホームぺージで確認できます。区ごとにことなり、また区内でも

細かく分類されているようなので、都度確認が必要です。

アパートは管理人が代表して捨てるので、いつ捨てても大丈夫な物件が多いと思います。

個別自分でゴミを出す必要がある場合は、こちらで確認できるのでご確認ください。

(画像をクリックするとホームページに行きます)

フランス語なので、英語や日本語への翻訳ツールを使ってください。
翻訳ツールの使い方はコチラまで。

2.日常ごみで捨てられないもの

以下のものは、上記の日常ごみとして捨てられない。

・家具、大型家電

→販売店やリサイクル/埋め立てセンター、分別所へ

・ハイテク家電、インクカートリッジ

→販売店、埋め立てセンター、移動式分別場へ

・布、靴、シーツ、毛布など

→布向けごみ箱、協会、移動式分別場など

・電球、電池

→販売店、分別所、移動式分別所

・危険製品(ペんき、肥料、揮発油、アルコールなど)

→分別所、移動式分別所

・医療廃棄物(注射器など)→薬局

リサイクルセンター(Recycling Center)

場所はこちらで探せます。15/16区の近くにのセンターは下記の3つのようです。

利用するためには、パスポートの身分証明書と住んでいることを証明する公共料金の請求書が必要なようです。

Point tri Pasteur(13 boulevard pasteur, 75015)

移動式分別場(Trimobiles):危険物や小さい粗大ごみ

移動式分別所ってなんだろうな?と思いましたが、写真を見るとこんな感じのものです。
   移動式なので回収日がきまっているようです。コチラのホームぺージで確認ください。

 

 

 

 

2021年7月の15区の予定はこういった感じだったようです。毎月スケジュールがでるようなので、ホームページを確認する必要がありますね。

2-4 rue des Frères Morane Thursday July 22 (中止)

67 avenue Emile Zola Saturday July 10

Esplanade Max Guedj (corner Gutenberg / Balard)
 Friday July 16 Town hall of 15th place Hubert Monmarché Thursday July 1 Place de la Montagne du Goulet _____ Place Jacques Marette Tuesday July 20 Square Desaix (rue Leroi Gourhan) Friday July 2

粗大ゴミの回収リクエスト

3立米(m3)の容量以内で使用可能。
溶剤やペンキなどの危険物や産業廃棄物などは引き取り不可
ホームページに必要事項を記入

ホーム―ページに行き、下記のプロセスで登録してください。

1)回収に来て欲しい場所(=自分の住所)を入力

『同意文書:私はパリの個人であることを宣言します。上記の法的情報を読んだことを認めます。個人情報の収集に同意します。』にチェック。

2)日付と回収時間を入力

3)回収してほしいものをチェック(今回は小型家具と旅行かばんを捨てます)

『同意文書:3立米(m3)の容量以内であることを宣誓。』にチェック。

4) メールアドレス、名前、電話番号を入力

5) メールに届いた整理番号を廃棄物に貼って道に出しておきます。

 

日本から持ってきたスーツケースが壊れたので捨てたかったこと、そして大家さんが処分し忘れていた謎の家具を捨てたくて今回はごみの引き取りをお願いしました。来てからいつか調べてやろうと思っていたのですが、
ようやくできてやれやれです。小さなことですが、少しパリ生活に慣れた気がします。

それにしてもAI翻訳本当に助かります。10年前とかだと全部辞書で調べないといけなかったことを考えると本当に楽になりました!!

アンリ
アンリ

番外編:リサイクルゴミのその後@パリ

パリのゆるーい層別でどうやってリサイクル処理しているのか謎だったので

ちょっと調べてみました。かなり人力!!で層別していますね(笑)

こんな事に手間かけるならもっと厳しく分別したらいいのにと思うけど、

ドイツや北欧は7色!!のごみ箱で層別させているらしいです。

ドイツ人とは違ってルールが複雑だとフランス人は守らないんでしょうね。。。

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