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フランスの学校制度(幼稚園~グランゼコールまで):うちの子はフランスで何年生?完全オリジナルの学齢早見表(3年分)付き。

こんにちはアンリです。

過去ベルギーやオーストラリアで生活しましたが、

子供を連れての海外生活は今回が初めてです。

子供の学校をどうしたらいいのか、駐在が決まってからズーっと悩んでいます。

いかんせんなかなか情報がない。

無難に日本人学校でいいのかとも思いつつ、

折角、海外にいるんだから海外の教育受けさてみたい。

でも、いずれ日本に帰るんだし日本語教育は絶対必要。

フランス語は将来的に要らないような気がするけど、

長く駐在する可能性があるから、フランス語が喋れたほうが生活が楽しいに決まっている。

会社の教育費補助が年々ケチられているので、学費の高いインターナショナルは難しそうだ。

ローカルの公立校は地域によってレベルが全然違うらしい。。。

などなど悩みがつきません。

とりあえず、まずはフランスの学校制度について調べた情報をまとめてみました。

1.うちの子はフランスのどの学年に編入するのか?

フランスは9月に新学期が始まりますが、学年の区分は1~12月生まれとなります。

日本の4月~翌3月生まれの区分とは異なります。

簡単にいうと、日本では同学年になる子供たちが、

・4月~12月生まれの子:『日本より1学年上のクラス』

・1月~3月生まれの子:『日本と同じ学年』という形にわかれます。

実際は9月に新学年がスタートとするので、

4月~12月生まれの子:日本より半年早く学年をスタート

1月~3月生まれの子:日本より半年遅く学年をスタートするかの差となります。

例)2021年4月に日本で小学校1年生の児童の場合、

2021年9月のフランスの新学年からは、

・4月~12月生まれ:CE1(小学校2年生)=日本より半年早く小2に進級

・1月~3月生まれ:CP(小学校1年生)=日本より半年おくれて小1に進級

とは言っても、なかなか直感的にわかりにくいので、

フランスの学年早見表を2021年版、2022年版、2023年版で作ってみました。

(注:下表の小6~高2までを意味する6e-1eの「e」は「ème:番目」の略です

①2021年9月時点の学年早見表

②2022年9月時点の学年早見表

③2023年9月時点の学年早見表

 

子供が複数人て、早生まれの子もいると頭がついていきませんね。。。
アンリ
アンリ

日本とは異なり、親の判断で学年を落とすことができるそうです。

逆に優秀な子は飛び級することもできるそうですが実際のところどうなのでしょうか?

また情報が入り次第更新します。

2.フランスの教育制度

フランスの学校区分

幼稚園 (École maternelle) 3歳(PS)から5歳(GS)の3年間
小学校 (École élémentaire) 6歳(CP)から10歳(CM2)の5年間
中学校 (Collège) 11歳(6e)から14歳(3e)の4年間
普通高校 (Lycée) 15歳(2e)から17歳(Terminal)の3年間

最初の12年間(幼稚園の3年間、小学校の5年間、中学校の4年間)が義務教育です。

19年3月に義務教育が3歳から始まることになりました。

『人生の最初の7年間が大事、教育の不平等をなくしフランスの社会への帰属意識を学校を通じて高める』という感がに基づいた政策だそうです。

詳細は下記の記事をご確認ください。

移民政策というのは、教育制度まで含めて考えないといけないのですね。日本での移民を受け入れ議論ではこういった視点が抜けているように思います。単なる労働力不足という表面的なメリットにしか目を向けていないような気がしてなりません。
アンリ
アンリ

バカロレアって何?

バカロレアというのは日本でも最近ちょこちょこ耳にしますが、

フランス発祥の考え方のようで、かのナポレオンが1808年に制定したそうです。

略して「バック(Bac)」と呼ばれます。

バカロレアを取得すれば、大学への登録が誰でも可能ということですが、

人気の大学は成績順で合否が決まるそうです。

日本の受験勉強との大きな違いとして、試験科目に「哲学」があるそうです。

出題例としては、

「私たちは、未来に対して責任があるか?」

「時間から逃れることは可能か?」

「芸術作品を解釈することは何になるのか? 」

というような問題が複数でて、4時間かけて解答するそうです。

ほ、ほ、ほう。
アンリ
アンリ

以下、フランスの教育制度 | フランス留学センター (fra-ryugaku.com)からの引用です。

バカロレアとは簡単に言うと「高校卒業証明書」のようなものです。口語では略して「BAC(バック)」と呼ばれます。フランスでは中等教育終了後、「BEPC」と呼ばれる中等教育修了の証明証が渡されます。その後学生は日本で言う「高校」に進学するのですが、フランスでは「Lycée(リセ)」と呼ばれます。このリセには3つの種類があります。

勉強内容
Lysée général 普通教育課程 大学進学を目指す
Lysée technologique 工業高校 工業の専門的な知識を身に着ける
Lysée professionnel 職業高校 パンや製菓などの専門知識を身に着ける

それぞれの高校を卒業する前に、バカロレアを取得するための試験を受けます。見事合格するとそれぞれの高校の種類に沿ったバカロレアが授与されます。

Baccalauréat Général (BacGe) 普通バカロレア
Baccalauréat Technologique (BacT) 工業バカロレア
Baccalauréat Professionnel (BacP) 職業バカロレア

バカロレアは大学に進学するためには絶対必要な条件です。従って、フランスの高校生で大学進学を考えている生徒はとにかくこのバカロレア取得に向けて必死に勉強します。

職業高校では職業バカロレアの他に、CAP・BEPと呼ばれる職業国家資格の国家試験を受け資格を取得することもできます。

●職業適格証 CAP 料理や工芸品など、職人業に関するもの
●職業教育免状 BEP 経理や秘書などの事務職

CAP・BEPは職業能力レベルとしてはバカロレア取得者よりも1つ下のレベルとして位置づけられています。フランスではこのCAP・BEPレベルが雇用される最低限度の資格とされています。

高3の終わりにうけるセンター試験のようなイメージをもっていましたが、

どうも試験自体は高2から始まって段階的に各試験を受けるそうです。

また。フランス国内のバカロレアと日本の国際系の高校で取得できる国際バカロレアは

別物のようです。

フランスのバカロレアと国際バカロレアは異なるものです。国際バカロレアとは、「世界で認められている高校卒業証明書」のようなもので、国際バカロレア委員会の本部はスイスのジュネーブにあります。(中略)この国際バカロレアですが、フランスでは正式に認められていません。国によって認められている公的な高校卒業資格、「民間団体の公的でない高校卒業資格」を認めるわけにいかない、という考え方です。従って、国籍がフランス人であろうとも「フランスのバカロレア」を所持していないフランス人は、例え「国際バカロレア」を取得していても大学などの高等教育機関への進学が認められない場合があるということです。実際には、大学進学においてはそれほど拒否されているわけではありませんが、やはりハイレベルな大学やグラン・ゼコール(エリート養成学校)になると難しいようです。引用元:フランスの教育制度 | フランス留学センター (fra-ryugaku.com)

国際バカロレアにご興味ある方は、下記サイトをご確認ください。

フランスの熾烈な受験の現実はこちらのブログがリアルに紹介されていると思います。

中学卒業試験「ブルヴェBrevet」とは

中学校の最終年度に、成績や適性から後期中等教育の学校/コースが振り分けられる。

国家統一試験に合格すると「ブルヴェ(コレージュ終了資格証書)」を授与される。

大学に進むには、普通/技術リセへ進学するそうで、

それ以外は職業リセへ行くとのことです。

中学校終了時点で挽回不可能な階層分けがされ、挽回は難しいようです。

アンリ
アンリ
昔はヤンチャしてたけど、
その後勉強して東大行ったみたいなドラゴン桜的な立身出世伝はフランスではないんですね。

フランスの大学とグランゼコール

後ほど紹介するグランゼコールと区別して、大学のことを

「Université」とか「ファック(FAC)」と言うそうです。

EU共通の学年制がフランスでも採用されています。

学士過程 3年 (Licence)
修士課程 2年 (Master)
博士課程 3年 (Doctorat)

日本はアメリカの大学制度に近くて、4年間で学士をとりますが、

ヨーロッパは5年で修士まで取るのが一般的なようです。

アンリ
アンリ
ヨーロッパの人と学歴の話をすると日本の大学は「アメリカ方式」で4年間で学士を取ると説明をしないと、

こいつ学士しかとってないのかと、ちょっと下に見られるのでご注意を!

基本的にはフランスの大学は国立大学で、学費は無償とのことですが、

欧米の大学の例にもれず、「入るのは簡単だけど、卒業するのは難しい」そうです。

フランスの大学の詳細については、こちらをご確認ください。

CHOISIR2018_JP_WEB.pdf (campusfrance.org)

グランゼコールとは

フランスの大学制度がよくわからないのは、このグランゼコールの存在です。

よく「エリート官僚養成学校」と言われますね。

政治家や著名な企業の経営者はほとんどがこのグランゼコール出身だそうです。

官僚や国営企業を取り仕切れるエリートを育成する場のようです。

かつての中国の科挙試験のようなイメージでしょうか。

グランゼコールに入るための仕組みは下記のようです。

  • バカロレア:優秀な成績をとる。 ←普通の大学準備とここまでは同じ。
  • プレパラトワール:グランゼコールに入るための名門中高一貫校の進学コース。私立校が多く、学費が高い。2年間の猛勉強が必要。
  • コンクール:入学試験
  • グランゼコール入学:学費が高い。10%程度しか卒業できないらしい。

下記の記事はバカロレア試験や大学、グランゼコールの話がリアルに記載されていて、

とても面白かったです。

なお、21年4月にマクロン大統領はグランゼコールの最高峰とされている

「ENA:国立行政学院」を廃止するとの方針を示しました。

エリート主義変わらず? 官僚養成校廃止で議論―フランス:時事ドットコム (jiji.com)

上記のようなプレパラトワールなどで勉強して熾烈な競争を勝ち抜くのは

やはり経済的に余裕のある富裕層の子でないと大変だそうで、

格差社会の象徴となっているとの批判をかわす狙いがあるようです。

競争は熾烈だけれども、国際的な評価は決して高くないグランゼコールという仕組みは

旧態依然としたフランス社会の象徴の一つのような気もしますね。

グランゼコールとは具体的にどういった学校があるのかについては、Wikipediaで紹介されていましたので、とりあえず学校名を下記に引用しておきます。

理工系グランゼコール

  • エコール・ポリテクニーク (École polytechnique) :ポリテクニシャン
  • 国立高等学校アール.エ.メチエ (École nationale supérieure des Arts et Métiers)
  • 中央学校 (EC; École centrale (Paris, Lille, Lyon, Nantes, Marseille)):サントラリアン
  • パリ国立高等鉱業学校 (École nationale supérieure des Mines de Paris)
  • 高等電気学校 (Supélec, École supérieure d’électricité)
  • 国立土木学校 (École nationale des ponts et chaussées)
  • 国立高等情報通信学校 (Télécom Paris, École nationale supérieure des télécommunications)
  • 国立高等農学院 (Établissement National d’Enseignement Supérieur Agronomique)
  • 工業物理化学高等学校 (École Supérieure de Physique et de Chimie Industrielles)

商業系グランゼコール

軍グランゼコール

その他のグランゼコール


その他のグランゼコール

 

 

 

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