突然ですが、
日本のサラリーマンと海外駐在員の違いって何でしょうか?
一つは日本の時よりも社外の人との関わりが増えること、
そしてもう一つは日本よりも地位が高くなることだと思います。
結果的にそれなりの地位と教養のある外国人と話す機会が増えます。
そんな外国の人から
『日本の経済状況や産業構造ってどうなの?』
と真面目に聞かれることがあります。
貴方と貴方の会社が値踏み的される質問なので、しっかりと回答を用意しておきましょう。
アンリは下記のようなキーワードで説明するかなと思います。
『GDP世界3位』『バブル崩壊後の経済停滞』『少子高齢化による労働力不足』
『自動車や家電を中心とした製造業』『三菱・三井・住友などの財閥』
『長時間労働をいとわない真面目な労働者と低い生産性』
『過度な東京一極集中と地方の衰退』 などなど
また逆に日本本社からは赴任国や地域の経済状況について質問を受けることがあります。
これにもしっかり回答できる必要があると思います。
今日はまずフランス経済についてご紹介します。
恥ずかしながら赴任前のアンリのkeyquest2021知識は下記の程度です。
(ブレストしただけなので、雑多な記載ですいません)ンス経済に関する赴任前の認識
アンリのフランス経済の知識(赴任前)
- EU圏内で第2位の経済大国 (世界で何位かは知らない)
- エアバス、ルノー、プジョー、ミシュランのお膝元。航空産業や自動車産業が強い(日本やドイツほどじゃないが、イタリアよりは強そう)
- ルイ・ヴィトンやカルチェといったブランドやパリコレなどのファッション産業が強そう
- 農業大国。特にワインやチーズの世界的な産地
- 更にグルメの国であり、レストランや外食産業も強そう
- 核保有国で原発の依存度が高いので、原子力関係の技術力が高い
- 伝統的に労働組合が強く労働者の権利が守られている。リストラしにくい
- 旧植民地との経済的な関係(移民の安価な労働力、新興市場)
- 世界遺産が多く、バカンス文化があるので観光業が盛ん
- 日本よりも学歴が重視されグランゼコール出身者が牛耳っている
とりあえず上記の理解がどの程度正しいのか、自分でも答え合わせしながら、
フランス経済を簡単にまとめてみました。
フランスの銀行については日本語の情報が少なく、
結構調べるのに苦労しました。。。。
1.フランスの経済指標
フランス | 日本 | |
面積 | 547,000km2 | 378,000km2 |
人口 | 6,706万人 | 12,586万人 |
平均寿命 | 82.48歳 | 84.26歳 |
(男性) | 79.76歳 | 81.49歳 |
(女性) | 85.09歳 | 86.94歳 |
GDP | 25,989億ドル 世界7位 |
45,952億ドル 世界3位 |
一人あたりGDP | 38,755ドル | 36,510ドル |
出典:https://www.jetro.go.jp/world/europe/fr/basic_01.htm
https://www.who.int/data/gho/data/indicators/indicator-details/GHO/life-expectancy-at-birth-(years)
日本が伸びていないというのはもちろなりますが、フランス経済が堅調に伸びているのは
EU経済圏の効果だと思われます。
2.フランスの産業構造
日本の外務省のサイトには、以下のように記載があります。
(1)自動車、化学、機械、食品、繊維、航空、原子力等
(2)農業は西欧最大の規模。工業においては自動車産業、宇宙・航空産業、原子力産業などの先端産業が発達。
主要業界はわかったけど、数字情報がないですね。
探したのですが、産業毎のGDPシェアが詳細に説明されているものがない。。。。
色々迷った結果、ハーバードが作った各国の産業構造の複雑性を示す
The Economy Complexity Index(経済の複雑性分析)を使用しました。
ハーバードの『経済の複雑性分析』は日本が30年近く首位をキープしており、
凋落した日本経済が誇れる唯一の世界No1の指標かもしれません。
そのせいか、最近日本で注目を集めています。
以下が日本の複雑性分析の図です。
興味がある方はこちらの記事をご参照ください。
日本が世界第一位、ハーバード大「経済の複雑性ランキング」に見る各国経済のダイナミズム | AMP[アンプ] – ビジネスインスピレーションメディア (ampmedia.jp)
以下がフランスの複雑性分析を表す図です。
2019年にフランスは$849B(約90兆円)の製品やサービスを輸出しており、
各産業の割合が一枚の図に落とし込まれています。
大きくみると、以下5つの産業が外貨獲得手段になっています。
<主な産業>
『赤』:観光、輸送、情報通信、金融などのサービス業
『ピンク』:医薬/化学品/化粧品などの化学品
『薄紫』:宇宙/航空産業および自動車関係などの輸送機械
『黄』: ワインやチーズなどの農産物
『薄青』:ガスタービンなどの機械関係
<詳細:Top5業界>
1.観光業 7.51% <サービス業>
2.宇宙/航空産業とその部品 6.3% <製造業>
3.輸送業 5.51% <サービス業>
4.ICT(情報産業) 5.48% <サービス業>
5.自動車とその部品 4.4%<製造業>
同じ情報を1995年からのの変遷でとらえたものが以下の図になります。
サービス業がしっかりと拡大してきていることがよくわかります。
フランスは『第2次産業→第3次産業への経済の構造転換』に成功していますね。
なお、日本は下記のような産業構造の推移は下記のようになっています。
フランスほどではないですが、サービス産業が少しは育成されている感じがあります。
おそらく観光立国を目指して、インバウンド需要を作り出した結果だと思いいます。
こうしてみると、『GoToキャンペーン』の再開を進める政府の対応は、
10年来の観光産業の育成政策の一環なんだということが分かりますね。
コロナが終息したら観光業を中心に外貨を稼ぐ主要産業に育って欲しいものです。
ところで、フランスは『バカンスの国』として有名です。
夏休みは1ヶ月くらい取得するとか言われています。
まあ1ヶ月休む人はアンリの周りにはあまりにいませんが、2−3週間は普通にいます。
日本人はとかくフランスのバカンスカルチャーを羨望と嘲笑、
そして休めない自分達への自虐ネタなど感情的に捉えがちです。
アンリも今までの自分の欧州での実務経験から
『バカンス=経済的には非効率』と考えていました。
この記事を書くにあたり色々文献を読んだのですが、
『バカンス→観光業が盛んになる→基幹産業として他国を凌駕』
というサイクルで、フランスの観光業が国際競争力を身につけたという記事を見つけて
目から鱗が落ちました。非常に面白かったので、ぜひ読んでみてください。
https://toyokeizai.net/articles/-/295009?page=2
3.フランス企業ランキング
続いて、代表的なフランス企業を知るために、売上上位57社を紹介します。
2018年の財務情報ですので少し古いですが、
フランスの有名企業を把握するのが目的なのでそのまま掲載させてもらいます。
Rank | Forbes 2000 rank |
Name | Headquarters | Revenue (billions US$) |
Profit (billions US$) |
Assets (billions US$) |
Value (billions US$) |
Industry |
---|---|---|---|---|---|---|---|---|
1 | 25 | Total S.A. | Courbevoie | 184.2 | 11.4 | 256.8 | 149.5 | Oil and Gas |
2 | 34 | BNP Paribas | Paris | 101.6 | 8.4 | 2,333.0 | 68.7 | Banking |
3 | 85 | AXA | Paris | 139.7 | 2.2 | 1,034.5 | 63.6 | Insurance |
4 | 104 | Crédit Agricole | Paris | 52.2 | 4.7 | 1,856.9 | 38.4 | Banking |
5 | 114 | Sanofi | Paris | 40.7 | 5.1 | 127.4 | 102.0 | Pharmaceuticals |
6 | 143 | LVMH | Paris | 55.2 | 3.0 | 88.3 | 89.6 | Apparel |
7 | 157 | Société Générale | Paris | 49.5 | 4.0 | 1,496.9 | 24.5 | Banking |
8 | 159 | Vinci SA | Rueil-Malmaison | 52.1 | 3.5 | 86.1 | 55.8 | Construction |
9 | 186 | Orange S.A. | Paris | 48.8 | 2.3 | 112.3 | 43.6 | Telecommunication |
10 | 201 | L’Oréal | Clichy | 31.8 | 4.6 | 44.0 | 153.0 | Consumer goods |
11 | 204 | Renault | Boulogne-Billancourt | 67.7 | 3.9 | 131.5 | 20.9 | Automotive |
12 | 218 | Peugeot | Rueil-Malmaison | 87.3 | 3.3 | 70.8 | 24.9 | Automotive |
13 | 227 | Engie | Courbevoie | 71.5 | 1.2 | 175.7 | 36.2 | Electric utility |
14 | 244 | Danone | Paris | 29.1 | 2.8 | 50.5 | 51.2 | Food processing |
15 | 252 | Schneider Electric | Rueil-Malmaison | 30.3 | 2.8 | 48.3 | 47.6 | Technology |
16 | 268 | Air Liquide | Paris | 24.8 | 2.5 | 48.0 | 56.9 | Chemicals |
17 | 269 | Électricité de France | Paris | 81.4 | 0.7 | 323.7 | 43.4 | Electric utility |
18 | 285 | CNP Assurances | Paris | 47.6 | 1.6 | 450.4 | 16.5 | Insurance |
19 | 311 | Safran | Paris | 24.8 | 1.5 | 46.4 | 56.7 | Aerospace and defense |
20 | 324 | Natixis | Paris | 17.5 | 1.7 | 566.4 | 18.6 | Banking |
21 | 362 | Kering | Paris | 16.1 | 3.0 | 24.4 | 72.5 | Apparel |
22 | 382 | Michelin | Clermont-Ferrand | 26.0 | 2.0 | 33.7 | 23.8 | Automotive parts |
23 | 383 | EssilorLuxottica | Charenton-le-Pont | 12.7 | 1.3 | 52.9 | 52.9 | Medical devices |
24 | 424 | Bouygues | Paris | 41.9 | 1.5 | 43.1 | 14.6 | Conglomerate |
25 | 455 | Pernod Ricard | Paris | 10.7 | 1.7 | 35.2 | 45.9 | Beverages |
26 | 503 | Thales Group | Paris | 18.7 | 1.2 | 29.2 | 25.7 | Aerospace and defense |
27 | 523 | Saint-Gobain | Courbevoie | 49.3 | 0.5 | 50.3 | 22.5 | Finance |
28 | 662 | Sodexo | Issy-les-Moulineaux | 24.7 | 0.7 | 20.2 | 16.9 | Foodservice |
29 | 664 | Carrefour | Massy | 91.9 | −0.7 | 54.2 | 14.7 | Retail |
30 | 666 | Publicis | Paris | 11.7 | 1.1 | 31.0 | 13.4 | Advertising |
31 | 670 | Capgemini | Paris | 15.6 | 0.9 | 18.9 | 20.9 | Consulting |
32 | 696 | Veolia | Aubervilliers | 30.6 | 0.4 | 43.0 | 13.1 | Utilities |
33 | 705 | Vivendi | Paris | 16.4 | 0.2 | 39.3 | 37.0 | Media |
34 | 716 | Eiffage | Asnières-sur-Seine | 19.9 | 0.7 | 34.7 | 9.6 | Construction |
35 | 775 | Atos | Bezons | 14.5 | 0.7 | 24.7 | 11.3 | IT service |
36 | 788 | Hermès | Paris | 7.0 | 1.7 | 8.5 | 71.5 | Apparel |
37 | 853 | Valeo | Paris | 22.6 | 0.6 | 21.1 | 8.6 | Automotive parts |
38 | 942 | SCOR SE | Paris | 16.9 | 0.4 | 48.3 | 8.1 | Insurance |
39 | 950 | Air France–KLM | Paris | 31.3 | 0.5 | 33.2 | 5.3 | Airline |
40 | 963 | Alstom | Saint-Ouen-sur-Seine | 9.8 | 1.0 | 15.9 | 10.2 | Transportation |
41 | 1005 | Financière de l’Odet | Paris | 27.2 | 0.1 | 61.0 | 4.4 | Media |
42 | 1014 | Legrand | Limoges | 7.1 | 0.9 | 11.8 | 19.3 | Electrical equipment |
43 | 1020 | Groupe ADP | Tremblay-en-France | 5.3 | 0.7 | 18.4 | 20.0 | Transportation |
44 | 1041 | AccorHotels | Paris | 4.3 | 2.6 | 14.8 | 12.0 | Hotels |
45 | 1072 | Gecina | Paris | 1.1 | 1.2 | 22.5 | 10.8 | Real estate |
46 | 1082 | Dassault Aviation | Paris | 6.0 | 0.7 | 19.5 | 12.1 | Aerospace and defense |
47 | 1091 | Klépierre | Paris | 1.4 | 0.8 | 29.2 | 10.7 | Real estate |
48 | 1171 | Covivio | Metz | 1.5 | 0.9 | 28.0 | 8.8 | Real estate |
49 | 1205 | Arkema | Colombes | 10.4 | 0.8 | 11.6 | 8.1 | Chemicals |
50 | 1208 | Dassault Systemes | Vélizy-Villacoublay | 4.1 | 0.7 | 9.1 | 39.2 | Technology |
51 | 1517 | SES S.A. | Betzdorf, Luxembourg | 8.0 | 0.5 | 8.1 | 9.1 | Telecommunications |
52 | 1526 | Finatis | Paris | 44.2 | −0.1 | 0.3 | Retail | |
53 | 1719 | Rexel | Paris | 15.8 | 0.2 | 11.8 | 3.9 | Retail |
54 | 1724 | Wendel | Paris | 9.9 | 0.1 | 16.2 | 6.1 | Finance |
55 | 1733 | Burelle | Paris | 8.6 | 0.5 | 7.5 | 1.9 | Automotive parts |
56 | 1874 | Bureau Veritas | Neuilly-sur-Seine | 5.7 | 0.4 | 7.0 | 10.8 | Certification |
57 | 1897 | Ipsen | Boulogne-Billancourt | 2.6 | 0.5 | 3.9 | 11.0 | Pharmaceuticals |
意外な有名企業が抜けていることにお気づきでしょうか?
AirBusがないですね。
不思議に思ったので調べてみたら、
なんとAirbusは純粋なフランス企業ではないことを知りました!!
ボーイングに対抗するためにイギリスとドイツとフランスの企業が作った連合体が出発地点で、2000年前までは法人組織ではなく、共同プロジェクトの名称だった。。。
オランダのライデンとフランスのトゥルーズが本社となっているそうです。
FortuneListではオランダ企業として登録されています。
Fortune Listでは396位にランキングされています。
細かくリストを分析してみて、もちろん知らない企業もたくさんあるのですが、
21位Keringは皆さんご存知でしょうか?
アンリは知りませんでしたが、
Keringはグッチ、サン・ローラン、ボッテガ・ヴェネタなどを傘下に持つ企業です。
Keringの傘下の主なブランド
競合のLVMHは流石に名前は知っていましたが、
傘下のブランドを確認すると有名ブランドが多数あり過ぎて引きました。
どんだけファッション業界牛耳っているんでしょうか。。。
LVMH参加の主なブランド
- LOUIS VUITTON (ルイ・ヴィトン)
- Dior / Christian Dior (ディオール/クリスチャン・ディオール)
- GIVENCHY (ジバンシー)
- FENDI (フェンディ)
- LOEWE (ロエベ)
- CELINE (セリーヌ)
- Chaumet (ショーメ)
- HUBLOT(ウブロ)
- ZENITH (ゼニス)
- BVLGARI(ブルガリ)
- FRED (フレッド)
- Tiffany & Co. (ティファニー)
- Moet & Chandon (モエ・エ・シャンドン)
- Ruinart (ルイナール)
- Veuve Clicquot Ponsardin (ヴーヴ・クリコ)
- Hennessy (ヘネシー)
この2社にくらべると、Hermès International, S.A.はブランド名と企業名が一致する数少ない老舗ブランドですね。そういった点もファンの心をつかんでいるのかもしれません。
4.金融業界について
どの業界で働いていても必ずお世話になるのが銀行/金融業界ですが、
フランス以外では名前を聞かない銀行も多いので少し調べてみました。
フランスの銀行の特徴
- BNPなどの世界規模の銀行がありますが、あまりシェアは高くなく、400行以上の多数の中小銀行が存在している。
- 全国区のリテール銀行と地方のMutualBank(相互共同銀行)に区分できます。
主な全国区のリテール銀行
- BNP Paribas:最大手
- CIC
- Societe Generale
- La Banque Postale
地方のMutualBank(相互共同銀行)
- Credit Agricole:業界2位 JAバンクのような農協系の金融機関
- BPCE:Banque Populaire=庶民銀行とCaisse d’Epargne 貯蓄銀行が2009年に合併。
両ブランド名が現在も存続。 - Credit Mutuel
- Caisses de crédit municipal
海外系の銀行
- Barclays
- Citibank
- Deutsche Bank
- HSBC
- JP Morgan
以下、主要大手銀行の概要です。
1.BNPパリバ:BNP Paribas
1848年設立。世界でもTop5に入るメガバンク。世界75ヶ国に拠点あり。2000年に現在の名称となった、それまではBanque Nationale de Parisと呼ばれていた。
純利益: EUR 7.07 billion= 約9100億円 (2020年)
総資産: EUR 2.66 trillion=約345兆円 (2021年3月)
純利益:約10536億円(2021年3月)
総資産:約359兆円 (2021年3月)
2.クレディ・アグリコル:Crédit Agricole
1882年設立。クレディ・アグリコルは、農業系の信用協同組合がベースとなった金融機関ですが、クレディリヨン(LCL)と合併し、フランス2位の金融機関となりました。
Net income: EUR 4.69 billion (2020)
Total assets: EUR 2.22 trillion (2020)
細かい説明は省略しますが、公庫としての機能があり、社会住宅への金融、公共事業への金融、公務員の年金基金運といった市場経済では完全に網羅できない階層に対して最低限の金融のユニバーサル・サービスを提供する役目を担っているそうです。
投資銀行・生命保険などの営利活動はLCLなどの子会社が営んでいます。
3.La Banque Postale
2005年に設立されたフランスの郵便局の子会社銀行。日本でいう郵貯銀行。リテール銀行と保険、資産管理の3セグメントで業務を展開。
Net income: EUR 4.16 billion (2020)
Total assets: EUR 737.18 trillion (2020)
4.Groupe BPCE
バンク・ポピュレール(Banque Populaire,庶民銀行)とケス・デパーニュ(Caisse d’Epargne 貯蓄銀行)という二つの協同組織金融機関グループが2009年に合併して成立した。ただし、両者のブランドともに存続している。子会社として、投資銀行ナティクシス、輸出信用機関コファス等を持つ。グループの銀行を通じて中小企業への融資や、個人向け貯蓄、住宅ローン等の他、保険の販売を行っている。
Net income: EUR 3.5 billion (2018)
Total assets: EUR 1.49 trillion (3/2021)
Caisse D’Epargne のロゴマークは
『毛ガニ』みたいで昔から親近感を持っています。
5.ソシエテジェネラル:Societe Generale
1864年設立。 パリが本店。リテール部門では、Societe Generalとして以外にも、子会社としてCredit du NordとBoursormaが営業しており、とくにデジタルイノベーションを使った金融サービスが強いとされている。その他、発展途上国においてや特殊なビジネスを行う法人向け金融サービスに強みがある。その他、投資銀行やプライベートバンキングなどにおいても世界的に高い評価がある。
Net income: EUR -258.0 million (2020)
Total assets: EUR 1.50 trillion (3/2021)
6.AXA Banque
2002年設立。保険会社AXAの子会社。金融保証業務やクレディット業務とあわせて、セービングアカウント、不動産などの個人向けローンのサービスを展開。その他、保険や株取引なども提供。
Net income: EUR 3.16 billion (2020)
Total assets: EUR 804.6 billion (2020)
Top Banks in France – Overview and Guide to Top 10 Banks in France (corporatefinanceinstitute.com)
7.クレディ・ミューチュエル:Credit Mutuel-CIC
1882年設立のフランス最古の銀行の一つ。かつては『CM10-CIC グループ』と呼ばれていた。ストラスブールに本社あり。リテール、法人、個人富裕層資産管理、不動産、各種保険、テクノロジー、遠隔サーベイ、電子決済などのサービスを提供している。
Net income: EUR 356.2 million (2020)
Total assets: EUR 169.4 billion (2020)