「花の都パリ」とはいうけれど、
子供を連れて散歩するのはなかなか気を使いますよね。
今日は子供達と楽しく、安全に街中を散歩するために知っておいていただきたいことを
共有します。特に安全面は大事な話なので是非読んでください。
1. 『安全』にパリで散歩:5つの注意点
子供とパリを散歩するために、注意しておきたい5つのことをまずご紹介します。
①犬のウ○チ
昔に比べるとだいぶ良くなったという評価ですが、
やっぱりワンちゃんのう●ちはどこにでも落ちています。
自分も子供踏まないように要注意です。
建物は綺麗なのですが、足元に注意して歩かないといけないのが残念です。
②歩きタバコ
フランスに来てびっくりしたことの一つが「スモーカー」の多さです。
フランスはまだまだ喫煙大国で、先進国ではワーストの34.6%です。
(日本は21.9% 出典:WHO)
老若男女がスパスパと路上でタバコを吸っており、
歩きタバコをする人も本当に多いです。
小さい子供の顔に、タバコが当たりそうになることがよくあるので、
注意して歩かせましょう。
「あぶなーい!」
って日本語で叫んでしまいました。
③下水溝から溢れる水
パリの街では、至る所で下水溝から水が溢れています。
先日レストランに向かう途中、4歳の娘が溢れた水を飛び越え損なって、
お尻から水に着地し、家に戻らされる羽目になりました。
とイライラさせられていましたが、実はわざと水を溢れさせていること最近知りました。
「道路のごみを地下の下水に流している」そうです。
19世紀のナポレオン3世時代のパリ大改革に導入されたインフラだそうですが、
全長2500km!もの広大な下水システムがパリの地下に走っているとのことです。
「今でもそんな昔のシステムが現役で使われているのは面白い!」
と思って、少しはイライラがおさまることを願っています。
ちなみに、パリの下水博物館は結構面白そうです。
Musée des Égouts de Paris
住所:Musée des égouts, Pont de l’Alma, 75007 Paris
入場料:大人9ユーロ(18歳未満無料)
開館時間:10時〜17時
(閉館日:毎週月曜、5月1日、12月25日、1月1日〜15日)
雨の日などで出かける先がないときに、お子さんと行って見てはいかがでしょうか?
④暴走キックボード・自転車
パリの街中で一番マナーが悪いのが、
「トロチネット」と呼ばれるキックボードと自転車です。
日本と違って歩道上はあまり走らせていですが、
信号無視など交通ルールを無視した運転が横行しています。
横断歩道を渡る時などは特に要注意です。
電動キックボードは違法改造されてスピードが30キロ以上出るものも多く、
本当に危ないので注意してください。
⑤建物の駐車場から出てくる車
パリでは路駐以外に建物内(地下など)に駐車場があります。
車庫の出入り口は普段は扉が閉まっていて、建物と同化しています。
アラーム音やランプで注意喚起なんていうのはあまり期待できないので、
常に建物の扉が開いて車が出てこないか注意しておく必要があります。
とはいえ、子供は先へ先へと走って行きがちなので、親が注意するのも限界があります。
子供に自発的に車庫の入り口の前だと気づいてもらう仕組みがあります。
実は車庫の前の歩道はギザギザマークが彫られています。(左の写真の紫の部分)
劣化してギザギザが見えずらい歩道も多いですが、
ぜひお子さんに「ギザギザ」マークの存在を教えてあげてください。
2.楽しく散歩♪「Invader探し!」
パリの街角をよく注意して見ると、可愛らしいインベーダーがいるのをご存知でしょうか?
フランスの匿名アーティスト「Invader」がはじめたモザイクアートなのですが、
うちの小1の息子が小学校でインベーダーを何個見つけれるか?という宿題が出て以来、
「エイリアンはどこだー!」「モザイクあったー!」
と散歩中やドライブ中に妹と一緒に必死に探しています。
日々の通学路、通勤路などで目を凝らして見ていると結構見つけることができて、
以外と大人でも楽しめます。
「どこにあるの?」
と気になった方はこの地図を見て、近くの「インベーダー」を探してみてください。
なお「Flash Invaders」というアプリを使うと、
自分が撮ったInvaderをアプリ内でコレクションでき、
その獲得数に応じたポイントを集めることができます。
「Invader」の作品じゃないものはポイントがもらえないため、
真偽も確認できます。
パリ市内以外にも他の街、国にも進出しており、東京にもあるそうです。
子供達とワイワイ楽しく「Invader」探しながら、
パリの目的地を目指してみると以外と楽しく到着できると思います。
3. 日本のベビーカーは石畳でも大丈夫?
日本でフランス赴任の準備をしていた頃、
「日本のベビーカーでもフランスの石畳に対応できるのかなー?
欧米の高級ベビーカーは結構タイヤがゴツいけど、買い直す必要あるのかなー」
と漠然と不安に感じたことを思い出したので、この記事に書いておきます。
結論:日本のベビーカーで大丈夫!
日本で想像していたほどは古い石畳の道は多くないので、
日本のベビーカー(うちはアプリカの4輪タイプ)で問題ありません。
フランス人はYoYoというメーカーのベビーカーを使っている人が多いようですが
タイヤのサイズは日本のベビーカーと車輪の大きさは変わらない感じです。
ただし、Metroは全然バリアフリー化されていないので、結構階段の上り下りが面倒です。
女性が担いでいる時は、周りの男性がサポートしてくれることが多いので、
積極的に助けを求めればなんとかなります。
逆に男性はそういうシーンに遭遇したら助けてあげましょう。
またモンンマルトルやセーヌ川の河川敷などの昔ながらの石畳が残っているところは
結構ベビーカーを押すのはきついのでご注意ください。
「パリジャンは冷たい」とよく言われておりますが、
子連れには優しい笑顔で声をかけてくれる方が多いです。
いずれにせよ、子連れじゃないと味わえない「パリジャンの温かみ」を感じれますので、
ぜひ安全に注意して、パリ散歩を満喫してください!