欧州豆知識

Did You Know?欧州豆知識2:パリの道についてのあれこれ

こんにちは、アンリです。

今回は欧米で生活した場合に必ず住所についてくる通り名について、

「あさーいウンチク」をご紹介します。

前回のパリのアパートについてのうんちくも好評なので、まだ読まれていない方は
是非読んでください。記事はこちらです。

1.通りの名前

有名なのはシャンゼリーゼ大通り、NYの5番街やウォールストリートなど、
フランスなど欧米ではほぼ全ての道に名前がついています。

ヨーロッパでカーナビ使う時のあるあるですが、同じ名前の通りがたくさんあるので、
街の名前を間違えて入力していると全然別のところに連れていかれます。

アンリは、パリのアメリカンホスピタルに行った時に、
通り名 63 Boulevard Victor Hugo 入力後に
正しくはパリ郊外のNeuilly-sur-Seineと入れるべきを
Parisと入力してしまい、健康診断に遅刻しました。
10分くらいの距離しかはなれていなかったので、地図上では気づけず。。。ややこしい。
アンリ
アンリ

なお、欧米の友人にはいわせると、日本の住所のほうがよっぽど不親切で、
スマホがないころは日本で住所片手に目的地へ行くのは至難の技だったようです。

では、通りの名前についてご説明します。

  • アベニュー une avenue(略:AV)
    広々とした大通り。かつては街路樹が植えられているのが普通だったそうです。
    代表例が「Avenue des Champs-Elysée」 (シャンゼリーゼ大通り)です。
    基本的には放射線に整備された道に使うそうです。
    語源がどこかから到着するという意味の(Avenier)なので、下図のように凱旋門とかのモニュメントに到着するようなイメージなんでしょうね。(引用元:GoogleMap)
  • ブルバード un boulevard(略:BD)
    「Avenue」とおなじような大通りですが、普通は環状道路につけられるそうです。
    由来は城壁の後だといことです。太陽王ルイ14世の時代に自身の意向がもはや外敵から身を守る城壁を不要としていることを世界に誇るためにパリの城壁を取り壊しました。その跡地にできた道が「Boulevard」です。元々城壁なので環状なんですね。パリの最初の「Boulevard」は下記の『Enceinte de Charles V』という城壁部分で、今のマドレーヌとバスティーユの間を4km以上の区間にあたるそうです。ここをの内側がパリ、外側が田舎という位置づけです。
    Boulevard」を超えると、Rue ●●● → Rue du Faubourg●●●(郊外)
    と名前が変更される道がありますが、これはこういった歴史の名残りなんですね。
    今は城壁後とは関係のない「Boulevard」もあるそうです。

 

 

 

(情報ソース: Un jour de plus a paris)

なお、パリの周囲にはグルっと首都高速のような環状道路が走っていますが、「boulevard périphérique」と呼ばれます。

  • リュー une rue
    一般的な街中の通りの名前です。街中では最も多い通り名です。
  • パサージュ Passage
    歩行者専用の抜け道。天井付きの商店街のようなイメージです。
    有名なのは下記のようなものらしいです。
    ギャラリ ヴェロ=ドタ(1区)
    ギャラリ ヴィヴィエンヌ(2区)
    パサージュ・デ・パノラマ(2区)
    パサージュ・ショワズール(2区)
    パサージュ・デュ・グランセール(2区)
    クール・デュ・コメルス・サンタンドレ(6区)
  • アンパス une impasse
    袋小路
  • ケ un quai
    河岸の通りの名前。
    駅のプラットフォームでも使用される。
  • アレ une allée
    車が通れない細い路地。

2.その他の道を表す言葉

  • ルート une route
    日本語でいうとこの「ルート」「道のり」「行き方」を聞くときに使う単語。
    また町と町へ行き来する「街道」として「route national」国道などの表現に使われる。
  • シュマン un chemin
    英語でいうとこのwayやPathに近いような単語のようです。1で紹介した通り全ての総称として道という意味でこの「chemin」が使えるそうです。どちらかというと山道や田舎道のイメージがつくようです。
  • ボワ une voie
    陸路「voie de terre」、海路「voie maritime」のような形でつかわれたり、
    漠然と「道」の総称で使われるそうです。
    駅のプラットフォーム「quai」の番線名は「voie」が使われます(4番ホーム:voie 4)
  • ショセ chaussée
    車道

3.あとがき

アンリ
アンリ
軽い気持ちで書き出したら以外と奥が深かったです
。道だけでこんなに名前があるとは。。。

色々なサイトくらいしらべたんですが、微妙に書いていることが違ったりして

悩みました。以下が主な情報ソースなので、よければ見に行ってください。

フランス語のサイトについては、以前AI翻訳の記事でご紹介したGoogle翻訳を使えば
何となく理解できる日本語に訳されます。

パリ観光サイト「パリラマ」
Explore France
Designers Fridge
Famile
フランス語教室F10
UN JOUR DE PLUS A PARIS(仏語)
ZIGZAG(仏語)

COMMENT

メールアドレスが公開されることはありません。 * が付いている欄は必須項目です