欧州豆知識

Did you know?欧州豆知識3:パリの建物の格が簡単にわかる2つのこと

アンリです。

今回のうすーいうんちくも以前アパートの記事でご紹介した

パリでガイドのバイトをしていたオランダ人の友人に聞いたものです。

話の真偽を調べようとネットで調べたのですが、見つかりませんでした。

なので、まあ信じるか信じないかはあなた次第ということでご紹介します。

1.ドアで建物の格がわかる。

下記の写真を見てください。どれが身分の高い人が確実に住んでいた建物かわかりますか?

うーん、どれも年代ものな感じで難しいですね。

正解は一番左です。

実はたった一つのことだけをしっていればすごく簡単なんです。何かわかりますか?

それはドアの左右の下についている黒い丸いものです。

こういった黒い丸いオーソドックスなものから、デザイン性のあるものまで様々です。
これ何のためにあるかわかりますか?

これは車輪が建物やドアにあたらないようにするプロテクターらしいです。

車輪?ってびっくりしたと思いますが、昔の身分の高い貴族や金持ちは、

雨に濡れることを嫌い、建物の中まで馬車を入れたそうです。(確かにパリは雨が多い)

なので、建物に入る時に馬車がこすらないようにガードをつけていたんですね。

京都にある「いけず石」のようなものですね。
(いけず石についてご存知の無い方はこちらをどうぞ)

実際ドアの向こうはどうなっているのか?ガラス張りのドアの建物があったので

勝手に写真とらせてもらいました。

どうですか?馬車がそのまま入るには十分なスペースがあります。

そして更に奥には中庭が見えますね。馬車を中庭で待機させたり、

Uターンさせて外に出すために使われたそうです。

こういった作りの建物は確実に貴族もしくは金持ちが住んでいた格式の高い建物です。

灯台元暗しといいますが、上側の建物は改築でなんとでもきれいにできますが、

こういった足元に当日の名残りが残っているんですね。

アンリ
アンリ
これを教えてもらって以来、アンリはこのドア隅っこばっかり見ています。

2.更に通り名も大事

別の記事でパリの通り名についてご紹介しました。(該当記事はコチラです)

基本的には「Boulvard」や「Avenue」は大きな通りだと説明しましたが、

時々、いやこれは「Rue」だろうという「Avenue」があります。

下記の地図はランダムにグーグルマップで探した場所です。

黄色で囲った道は「Avenue」とされています。決して表通りじゃない住宅街です。

近辺の同程度の道幅の道は「Rue」となっているのに、

なぜか一部の区画のみ「Avenue」?これは何を意味するのか?

おそらくですが、この区画に貴族が住んでいたんだと推測されます。

この写真ではわかりにくいですが、なんとなくこの通りの家は一軒家ぽいですよね。

他の道路はApartmentなのに一軒家。元貴族の邸宅だった建物だと推測できます。

貴族にとっては「Avenue」や「Boulvard」沿いに住むのがステータスであり、

彼らが住む通りは細い道でも「Rue」ではなく、「Avenue」とされたそうです。

身分制度の名残りが街中に色濃く残っているのは驚きです。

歴史的な建物が多く残る欧州の都市はちょっとと知識があれば、

街のあちこちにその形跡を見つけることができるようです。

 

アンリ
アンリ
いかがでしたか?
今回の記事は完全に友人から聞いた話で、
どのサイトも参照していません。
調べても日本語ではでてこず、英語でも探せませんでした。
ただアンリはとっても納得した話だったので、紹介させていただきました。
信じるか信じないかはあなた次第です。

 

 

 

 

 

 

 

 

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