アンリです。
家族を迎えにいくために日本に一時帰国します。
日本に入国するためのポイント
・PCR検査による陰性証明が必要
・入国後は翌日から換算して2週間の自主隔離が必要
1.帰国に必要な情報の詳細
詳細は下記です。パリの日本人大使館のホームページの情報です。
フランスから日本へ帰国するにあたり、日本国厚生労働省の求める「出国前検査証明」、「誓約書」、「質問票」が必要となり、日本到着時にも空港において抗原検査が実施されています。また、誓約書の誓約事項を実施するため、位置情報を提示するために必要なアプリ等を利用できるスマートフォンの所持が必要となります。
日本到着後は、公共交通機関の利用を避けて移動の上、自宅等で14日間待機することが求められます。○厚生労働省:水際対策にかかる措置について
https://www.mhlw.go.jp/stf/seisakunitsuite/bunya/0000121431_00209.html
<h3>「出国前検査証明書」の提示</h3>
現在、海外から日本へ入国するすべての方は、国籍を問わず、検疫所へ「フライト出発前72時間以内に受検し、陰性であることを示した検査証明書」(日本語または英語表記が含まれるもの)の提出が必要です。
検査証明書は原則として、「所定のフォーマット」に現地医療機関が記入し、医師が署名又は押印したものを提出する必要があります。所定のフォーマットによる検査証明書発行に対応する医療機関がない場合には、任意のフォーマットの提出も可としますが、下記の「検査証明書へ記載すべき内容」が満たされている必要があります。
正しい検査証明書が提示できない場合、検疫法に基づき、日本への上陸が認められないため、航空機への搭乗も拒否されることになるのでご注意ください。
所定のフォーマットについては、以下のサイトからダウンロード可能です。○厚生労働省:検査証明書の提示について
https://www.mhlw.go.jp/stf/seisakunitsuite/bunya/0000121431_00248.html検査証明書へ記載すべき内容
・氏名、パスポート番号、国籍、生年月日、性別
・検査方法、採取検体(下記参照)
・結果、検体採取日時、結果判明日、検査証明書交付年月日
・医療機関名、住所、医師名、医療機関印影
・記載事項が英語で記載されたもの検査方法は以下のいずれかに限り有効
・核酸増幅検査(real time RT-PCR法)
・核酸増幅検査(LAMP法)
・核酸増幅検査(TMA法)
・核酸増幅検査(TRC法)
・核酸増幅検査(Smart Amp法)
・核酸増幅検査(NEAR法)
・次世代シーケンス法
・抗原定量検査 (CLEIA /ECLEIA)※フランス国内の薬局等で行っている抗原定性検査ではありません
検体を採取する場所は以下のいずれかに限り有効
・鼻咽頭ぬぐい液(Nasopharyngeal Swab)
・唾液(Saliva)
・鼻咽頭ぬぐい液と咽頭ぬぐい液の混合 (Nasopharyngeal and oropharyngeal swabs)※現在、フランスにおいて一般的に実施されている検査方法は、鼻咽頭ぬぐい液の核酸増幅検査(real time RT-PCR法)
フランス国内において、厚生労働省が定める検査証明書を取得できる検査機関
● 医療機関
現在、多くの検査機関において、PCR検査による検査が可能です。検査費用及び英語による証明書の発行や所定のフォーマットによる記載については各病院により対応が違いますので、直接お問い合わせください。◆ 日本語の通じる病院
HOPITAL AMERICAIN http://jp.american-hospital.org/
63, bd Victor Hugo 92200 Neuilly-Sur-Seine
01.46.41.25.25(代表)
01.46.41.25.15(日本人セクション、9時~18時)
01.46.41.26.16(三村 佳弘 医師:内科、皮膚科)● 検査機関(Laboratoires)
Santé.fr サイト:https://sante.fr/recherche/trouver/DepistageCovid で検索可能です。住所を入力すると最寄りの検査機関を確認できます。フランス政府が推奨するスマートフォンアプリTousAntiCovid内からも検索可能です。予約の有無は各検査機関の規定となります。
検査結果の証明書が、フランス語であったり、厚生労働省が定める「検査証明書へ記載すべき事項」が全すべて記載されていない場合がありますので、事前に内容を確認してください。証明書が、フランス語のみの記載であったり、「検査証明書へ記載すべき事項」のすべての記載がなされていない場合、その検査機関の検査結果に基づき、厚生労働省が定めるフォーマットに記入することができないか、その検査機関やかかりつけ医を含む医療機関にご相談ください。
◆ 厚生労働省が定めるフォーマットを用いた検査証明書を取得できる検査機関リスト
https://www.fr.emb-japan.go.jp/itpr_ja/labolist.html
※フランスの薬局で行われている抗原検査は基本的に簡易的な「抗原定性検査」であり、日本政府の指定している「抗原定量検査」ではないことから、有効な検査とはならないので、ご注意ください。
「誓約書」の提示
日本到着後、14日間の公共交通機関の不使用、自宅等での待機、位置情報の保存、接触確認アプリの導入等についての「誓約書」の提出が必要となっています。
なお、6月30日現在、フランスは「新型コロナウイルス変異株流行国・地域」に指定されており、フランスから日本に到着される方は、検疫所長の指定する場所(検疫所が確保する宿泊施設に限る)での待機が求められます。さらに、入国後3日目(入国日は含まれません)にあらためて検査を行い、陰性と判断された方は、検疫所が確保する宿泊施設を退所し、公共交通機関の利用を避けて移動の上、入国後14日間の残りの期間を自宅等で待機することが求められます。○厚生労働省:誓約書の提出について
https://www.mhlw.go.jp/stf/seisakunitsuite/bunya/0000121431_00249.htmlまた、誓約書の誓約事項の確認のため、位置情報の提示に必要なアプリ等を利用できるスマートフォンの所持が必要となります。検疫手続きの際に、必要なアプリを利用できるスマートフォンの所持を確認できない方は、入国前に、空港内でスマートフォンを個人の負担でレンタルしていただくよう求められます。
○厚生労働省:スマートフォンの携行、必要なアプリの登録・利用について
https://www.mhlw.go.jp/stf/seisakunitsuite/bunya/0000121431_00250.html「質問票」の提出
日本に入国・帰国する際に、新型コロナウイルス感染症の検疫手続として、滞在歴や健康状態を記入した「質問票」を検疫官に提出する必要があります。質問票は事前にWebからアクセスし、QRコードを取得することも可能です。
○厚生労働省:質問票の提出について
https://www.mhlw.go.jp/stf/seisakunitsuite/bunya/0000121431_00251.htmlその他の不明点についての照会は、以下の厚生労働省窓口に直接問い合わせてください。
○厚生労働省新型コロナウイルス感染症相談窓口(検疫の強化)
日本国内から:0120-565-653
海外から:+81-3-3595-2176(日本語、英語、中国語、韓国語に対応)
2.PCR検査の予約と受診
(1)病院を予約する
大使館の方で日本の証明書フォーマットで検査してくれる病院をリストがあります。
【2021年6月30日現在】
検査機関名 | 住所 | 電話番号 |
Laboratoire de Biologie Médicale Paris – Richelieu | 55 rue de Richelieu 75002 Paris | 01 42 60 61 30 |
Laboratoire BIOLAM-LCD TURBIGO | 52-54 rue Turbigo 75003 Paris | 01 42 72 03 50 |
Laboratoire BIOLAM-LCD FELIX EBOUE | 3-5 place Felix Eboue 75012 Paris | 01 43 44 51 94 |
Laboratoire BIOLAM-LCD ALESIA | 222, avenue du Maine 75014 Paris | 01 45 40 83 57 |
LABO XV VAUGIRARD | 353 rue de Vaugirard 75015 Paris | 01 53 68 96 89 |
LABORATOIRE MOZART | 16 avenue Mozart 75016 Paris | 01 42 88 10 03 |
BPO-BIOEPINE VICTOR HUGO | 69 avenue Victor Hugo 75016 Paris | 01 45 01 77 44 |
Laboratoire BIOSYNERGIE VERSAILLES HOCHE | 15 Rue Hoche, 78000 Versailles | 01 39 50 78 25 |
Laboratoire BIOSYNERGIE DRAVEIL | 1 Rue du Dr Desbordes 91210 Draveil | 01 69 42 00 00 |
BPO-BIOEPINE NEUILLY | 18, rue Madeleine Michelis 92200 Neuilly sur Seine | 01 47 45 03 00 |
Laboratoire BPO-BIOEPINE CHATENAY VERTS COTEAUX | 416 avenue de la Division Leclerc 92290 Chatenay Malabry | 01 46 31 16 29 |
Laboratoire BIOLAM-LCD STAINS ESTREE | 40, rue du bois Moussay 93240 Stains | 01 49 71 33 00 |
Laboratoire BPO-BIOEPINE CRETEIL SOLEIL | CCR Creteil Soleil 107 94000 Créteil | 01 49 80 33 00 |
Laboratoire BIOLAM-LCD LE RAINCY GARE | 3 avenue de la Resistance 93340 Le Raincy | 01 43 81 57 81 |
Laboratoire BPO-BIOEPINE VINCENNES | 27 bis avenue de Paris 94300 Vincennes | 01 43 28 39 87 |
Laboratoire BIOSYNERGIE ARGENTEUIL GARE | 59 rue Antonin Georges Belin 95100 Argenteuil | 01 34 26 03 03 |
Laboratoire BIOSYNERGIE EAUBONNE | 40 – 42 Avenue de Paris 95600 Eaubonne | 01 39 59 33 71 |
Laboratoire BIOSYNERGIE ARPAJON | 17 Boulevard Jean Jaures, 91290 Arpajon | 01 64 90 25 17 |
アンリは家から一番近そうな、16区のLABORATOIRE MOZARTで予約しました。
予約はフランスのDoctolibで予約しました。
予約時に日本政府が要求するPCR検査証明書を添付しましたが、
あまり期待せず、自分で証明書をプリントアウトして持っていきました。
結果的に検査当日ではなく、検査翌日に持参するように言われました。
検査と書類作成の流れ@16区のLABORATOIRE MOZART
①検査当日
午前中:検査実施
夜(19時頃):メールで検査結果の通知
②検査翌日
日本政府の書類とメールで通知された検査結果をもってクリニックへ訪問
➡日本政府の書類へサインをもらう (必要事項は自分で記載)
2)シャルルドゴール空港でのPCR Rapidテストを受ける
Doctolibのシャルルドゴール空港の予約サイトの情報を日本語訳
Dépistage COVID Aéroport Charles de Gaulle, Centre de dépistage COVID-19 à Roissy-en-France (doctolib.fr)(www.DeepL.com/Translatorで翻訳。)
スクリーニングセンターでは、チケットを持った旅行者のみが利用可能
場所:ターミナル2E、TGVとRER B駅の上のレベル1にあるコンファレンスセンター内。
営業時間:月曜日から土曜日は7時から17時まで、日曜日は7時から12時30分まで。オンライン予約が必要
「Rapid PCR」検査の実施には、検査1回につき20ユーロ/人の追加料金が発生
社会保障による払い戻しはなく、検査実施前にクレジットカードのみで支払い可能
「Rapid PCR」は、検査当日に出発する航空券を持っている場合の実施可能
結果は、最大で120分程度の時間が必要です。
「Rapid PCR」の予約枠がなくなった場合は、標準的な遅延PCR(最大24~48時間)を実施する必要があります。
予約のない方や、出発時刻が72時間以上の航空券をお持ちの方は、テストセンターに入場できません
3. 日本到着後(空港や待機先で自主期間中のサーベイランス)について
(1)空港にて
正直なめてました。結構厳格です。5つか6つくらいのゲートを通過する必要があり、
だいたいいつもより+1時間くらい時間を見ておく必要があります。
空港から家族に迎えに来てもらったり、ハイヤーを手配する必要がありますので、
だいたい到着後+1時間は見ておいてください。(混雑次第ではともっとかかるかも?)
唾液でのPCR検査を受ける必要があり、この結果が出るまでに20分くらい待たされます。
喉が渇いていると唾液を出すのに苦労するので、着陸前に水分補給しておくべきです。
また日本に帰ってくる前に、携帯に下記アプリを入れておいたほうが、
スムーズにゲートを通過できると思います。日本の携帯があれば、
問題なく日本でアプリをダウンロードできますが、ないとフリーWi-Fiにつなげないと
いけないので面倒くださいと思います。
また、厚生労働省の『新型コロナウィルス感染症対策 質問表』に
事前にこたえておく必要があります。AirFranceの場合は登場前にこの質問表に
答えていることを証明するQRコードを見せる必要がありました。
質問表はこちらでダウンロードしてください。
(2)自主隔離期間中について
・到着後空港でダウンロードさせられる『MySOS』で所在確認をする必要があります。(使い方は空港で懇切丁寧に説明してくれます。日本に帰ってきたと実感しました(笑))
・毎日やること
健康状態を報告:1日/1回 所要時間 30秒
現在地報告:1日/1回 所要時間 30秒
ビデオ通話:1日/1回? 所要時間 30秒
➡AIによる顔と背景の確認 または オペレーターによるビデオ通話
四六時中携帯を持ちあるくことは、
家の中でもできないので、何回かミスするのは仕方ないかと思います。
ビデオ通話は時間はバラバラでしたが、大体前日の30分~1時間前くらに
かかってきたので、予測しやすかったです。
4.フランスへの入国について
フランスの出入国措置について在仏日本大使館のサイトでは
下記のように紹介されています。
【日本からフランスへの入国制限に関するポイント】
・日本は、最も規制の少ない「グリーン」に分類
・渡航にあたって特別な理由:必要なし(ワクチン接種の有無にかかわらず)
・日本からフランスに渡航する場合の新型コロナウイルス感染検査:ワクチン接種済みの者は、新型コロナウイルス感染検査不要。ワクチン未接種の者は出発72時間前以内のPCR検査または抗原検査による陰性証明書が必要(12歳以上のみ、12歳未満は不要)
・フランスに到着後の自主隔離:必要なし(ワクチンの接種の有無にかかわらず)
・日本を含むグリーン国・地域からフランス入国する際に提出する誓約書(Engagement sur l’honneur):必要
5.フランスでのワクチンパスポートについて
アンリの奥さんは日本で2回のワクチンを接種したので、
フランスのワクチンパスポートがありません。
フランス大使館のホームページを見ると旅行者向けのワクチンパスポートの申請が
可能だということだったのでそれを申請してみました。
必要な書類は以下の通り、
- 申請書:フランス語(PDF – 27.8 ko)、英語(PDF – 27.8 ko)
- ワクチン接種実施国のルールに従って作成され、使用されたワクチンの種類が明示されたワクチン接種証明書
- パスポート
- 往復航空券(乗車券、乗船券)
基本的には旅行者向けの対応のようなので、
旅行者ではなく今後滞在許可書を申請予定であることを申請書に明記し、
アンリの滞在許可書とフランスの住所がわかる電気代の請求書も添付しておきました。