これで安心!欧州・フランスでの運転で知っておきたい7つのルール

アンリ
アンリ
こんにちは、アンリです。
今日は毎日の車通勤で欠かせない、
交通ルールについてまとめてみました。

海外で車に乗る生活をするのは、今回で3カ国目です。

過去2ヶ国での経験では、3ヶ月くらい毎日運転していれば慣れます。

また交通ルールもなんとなく見様見真似と漏れ伝わる話を聞いてやりすごしました。

今回の赴任では小さい子供を乗せることも多くなるので、

ちょっとフランスの交通ルールを真面目に勉強してみました。

日本との運転ルールやマナーの違いをまとめたので、

時々読み返して安全運転を心がけてください。

欧州での運転時のポイント!1番目:左ハンドル

基本中の基本ですが、特に右折する時などに、

日本の感覚で反対車線に入りそうになることがあります。

あれっ?今いる車線であってるかな?

とまだ頭が回っていない朝などは特に不安になります。その時は、

『センターラインは常に自分(ドライバー)に近い側にある。』

と言う言葉を思い出してください。

フランスなど左ハンドルで右側通行であれば、

センターラインは常にドライバーの左隣にあります。

ただ左とか右とかで考えると咄嗟に判断できないので、

常にセンターラインが「近い」側が正解と覚えていてください。

えっ?左ハンドルでイギリスに行った場合?

すいません、アンリはこの法則が使えないのが怖くて、

イギリスではレンターカーで必ず右ハンドルで運転するようにしています。

欧州での運転時のポイント!2番目:右方優先

信号のない交差点や右の道から出てくる車があると

「右方優先」となり、右方に譲る必要があります。日本は左方優先ですね。

その右方から出てくるがいる道の下に停止線がなければ、相手側が優先となるようです。

(どんだけあなたのいる道が幅広い大きな道にいるとしてもです)

この標識は右側優先の標識です。(Priorité à Droit:右方優先)

 

逆に黄色のダイヤモンドマークがある道は、自分のいる道が優先になります。
(Route Prioritaire)

同じく、次の標識がある次の交差点では自分が優先であることを示しています。
(Priorité Ponctuelle)

(各々の標識について、右上から左下に取り消し線がある時はこの優先権は終了です。)

もちろんルールなので守る必要がありますが、

歩行者の信号無視が普通な国のフランスでは、ルールはその場その場で判断するもの、

というような認識のようです。

なお歩行者は車が来なければ、100%信号無視しますので要注意です。

横断歩道付近を運転するときの注意点

  1. 信号がついていないかを確認
  2. 信号が無い横断歩道は基本的にストップ(日本のノリで運転するのはNG)して、
    歩行者を渡らす。
  3. 信号がついている場合は、信号無視してくる歩行者がいないか確認しながら進む。

ただフランスは生真面目に交通ルールを守っていると

クラクション鳴らされるなんてことが普通にあるように思います。

右方優先の概念は基本として持ちながらも、

最後は土地柄に応じて判断してください

欧州での運転時のポイント!3番目:ランドアバウト

でました!ランドアバウト!! フランス名 Rond Point (ロンポワ)。

パリのランドアバウトで一番有名なのが、凱旋門です!

観光地のイメージですが、実は下図のように12本もの道が合流する交通の要所です!

日本ではあまりない、ランドアバウトなので、なかなか慣れません。

しかもなんと2種類のランドアバウトがあるので要注意です!

1.旧式(標識がないタイプ)例)凱旋門

特に標識がない場合がこのタイプとなり、

常に右方が優先となるので、ランドアバウドに入ってくる車が優先です。

中の車は入ってくる車に道を譲る必要あります。

1の車は3の車に道を譲る必要がある。

2の車は特に車も来ていないのでそのまま入っていける。

ちなみにランドアバウト内に白線が引いてあって信号があるタイプもあります。

そこでは停止線で停止して右側の車をランドアバウトに入れてあげます。

2.新式(標識があるタイプ)

ランドアバウトの入り口に標識があるタイプでは、ランドアバウト内の車が優先。

3の車はランドアバウト内の1の車に道を譲る必要がある。

2の車は特に車が来ていないことを注意して入る。

下図の標識が出ているタイプが新型に該当します。

なお新旧のラウンドアバウトに関わらず、入り口から離れた奥の方の出口に

向かうときは、一度自分はランドアバウトの内側の方に寄るのがマナーらしいです。

 

欧州での運転時のポイント!4番目:スピード制限

 
普通  

初心者

(2年以内)

天候不良 視界不良
街中 50km /h 50km /h 50km /h 50km /h
郊外 80km/h 80km/h 80km/h 50km/h
中央分離帯のある道 110km/h 100km/h 100km/h 50km/h
高速道路 130km/h 110km/h 110km/h 50km/h

 

フランスはそこまでスピード違反には厳しくない印象です。

日本でスピード違反の切符を切られない程度のスピード感で運転していれば

ベルギーやフランスは問題ないように思います。

それに対して、オランダなどは至る所にスピードカメラがあり、

たった5キロの法定速度オーバーでも罰金が取ってくる厳格な国もあります。

欧州旅行するときはしっかり調べていきましょう。

アンリは初めてオランダに行った時、同じ道路で1キロおきくらいに

スピード違反を3回カメラで補足され、計5万円も罰金払いました。

知らない土地で周りの車が法定速度を守っているときは、スピードは厳守しましょう。

高い確率でカメラがあると思います。

21年8月30日より、パリ市内は
一律30km/hにスピード制限されるそうです。
フランス人がどこまで守るんでしょうか?

欧州での運転時のポイント!5番目:言葉

やはり来て早々戸惑うのは道路標識の言葉です。

逆に言葉がわかれば、あとは日本の道路とそこまで変わらないように思います。

なのでフランスでよく道路で目にする言葉をまとめてみました。

rappel

速度表示の下で使われ、制限速度を喚起。

péage

有料道路という意味。フランスは有料道路が多いです。

payant

路駐する際に有料であることを示している。最寄りのチケットメーターで駐車代を支払いチケットを車のインパネにおいておく必要あり。

livraison

配送業者用の駐車スペース。許可されていない車両が止めると罰金になるので要注意。

traveau

道路工事。
cédez le passage 道を譲れ。

déviation

迂回路。

route barée

通行止め。

glissiers endomage

路肩の痛みに注意。

 

欧州での運転時のポイント!6番目:標識

左方優先マークなど既に紹介したもの以外で、

日本と大きく違うのは、通行止めかなと思いますので個別に紹介しておきます。

日本人的には赤○なので行っていい感じがしますが、行ってはダメです!

同じく、意味がよくわからないのが、逆三角形です。これは道を譲れという意味です。

その他、Wikipediaで欧州各国の標識をまとめているページを見つけたのでみてください。

Wikipediaなので間違えている可能性は十分あり得るので、自己責任でご活用ください。

https://ja.wikipedia.org/wiki/ヨーロッパの道路標識

最近よく通る道で信号が赤い十字のものがあり意味不明でした。

調べたところ、反対車線の車向けの信号が赤色だと示しているそうです。

つまり横断歩道の歩行者ライトは緑だから注意して通れってことなんでしょう。

謎がとけました。

 

 

欧州での運転時のポイント!7番目:ハザード

海外でおっかなびっくり運転しているときに道を譲ってくれたりするととてもお礼が言いたくなりますよね。

日本だとハザードをチカチカ点滅させてお礼を言う人が多いですが、

海外でいわゆる「サンキューハザード」はNGのようです

右手をあげてリアガラス越しに手で合図します。

ハザードをつけるのは急停止したり、車にトラブルが起きた時のみです。

なおパリでは強引には入り込んできてもお礼する人はほぼ皆無ですので不要かと思います。

 

以上7つのことを守っていも、やはり慣れない土地での運転は不安だと思います。

ときには運転中に難癖つけてくる輩が欧州にはたくさんいますが、

そういう時は外人さんがよく使う「I don’t know」のお手上げポーズでしのぎましょう!

極力顔は憎たらしくへの字にすることが重要です!

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